書いた人:コズム
- 原作の小説『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』は未履修
- 映画館は1年以上ぶり
- 東野圭吾の原作映画で一番好きなのは『容疑者Xの献身』
あらすじ
元中学校教師である神尾英一が何者かに殺された。
映画『ブラック・ショーマン』公式サイト
2か月後に結婚を控えていた神尾真世(有村架純)だったが、父・英一の突然の訃報を受け、実家のある町に戻る。
その町はコロナウイルスの蔓延以降、観光客も遠のき、活気を失ってしまっていた。
そんな折に起こった殺人事件……。
教師として多くの教え子から慕われていた英一はなぜ殺されなければならなかったのか。
真実を知りたいと願う真世の前に現れたのは叔父の神尾武史(福山雅治)。
かつてラスベガスで名を馳せた元マジシャンだ。
卓越したマジック(+手癖の悪さ)とメンタリスト級の巧みな人間観察&誘導尋問を武器にして、武史は、姪・真世と共に、大切な家族が殺された殺人事件の謎に挑む―― !!
【ネタバレなし】映画全体の感想
福山雅治が東野圭吾に「ダークヒーローを演じてみたい」と話したことから生まれたという本作。
ズブズブの関係名タッグによる作品で面白かったです。
主人公がマジシャンということで手品的なシーンも出てくるので、小説よりも映画の方が楽しめる作品なのかな。とも思いました。
ただ、マジシャンに間違いはないですがマジックというより“ショーマン”として捉えておいた方が引っかかりなく見れるかも。
映画のサイズということで、登場人物一人ひとりを深く掘り下げることが出来ていない感はあったので、物足りない面は否めません。
その分、テンポよく進むので私的には楽しめました。
【ネタバレあり】細かなシーンあれこれ
- ラスベガスのショーはマジックも混ぜた2.5次元の舞台という感じ。
- 事件現場には捜査用の手袋をしながら堂々と入ろうとすればイケる。
- 刑事からスマホ盗むとかマジックではなくスリなのでは?
- 自分にメールを転送して送信歴消すまでできてるのか?できてるんだろうけど。
- 仲村トオル演じる先生は12時になってから作文書かせようとしてたけど昼休みじゃないのか?
- 同級生が一気に登場するシーンで誰が誰かわからなくなりかけたけどギリ付いて行けた。かなりギリだった。
- 同級生の回想シーン役の役者さん達は、成長後のニュアンスを感じるようなメンバーで良き。
- ただし有村架純役はニュアンス0だった。なぜだ。
- 「神尾先生の盗聴器」ヒドすぎ。でも中学生のつける残酷なあだ名らしさとしては満点。
- 居酒屋で同級生集めて本当に盗聴器使うので間違ってはいなかった。
- でも盗聴器は誰かツッコミ入れないとおかしいレベルのデカくて特徴的すぎる指輪型。
- この世界線では世界的に人気な漫画のモデルになった町だけどインバウンド取り込めてないことになってるけど、今だったらインバウンド観光客来ないこと無さそう。
- 原作が出た時より急速なインバウンド拡大でストーリーと現実にギャップが生まれてる。
- 最後の究明のシーンで窓の外に幕、音声操作、プロジェクター使った映像、勝手に閉まる扉…マジックというより“ショーマン”。看板に偽りなし。
- 木村昴達の3人のお金の問題とか不倫してる二人のことバラす必要あった?
- 不倫してる二人は成田凌のアリバイ崩す流れで触れたから、まだ分かるけど。
- 兄の練習に盗聴器仕掛けるのなんでだよ。結果ファインプレーだけど。
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