こうして僕たちがロボットに乗って戦う ずっと前から決まっていたことなんだ…！PS4『十三機兵防衛圏』のネタバレなし&ありの感想

ゲーム概要

あらすじ

人、時間、場所──

複雑に絡み合う、時代を超えた物語

1985年、ある日突然隕石のように
飛来してきた「怪獣」。

13人の少年少女たちは
「機兵」と呼ばれる巨大ロボットに乗り、「破滅の運命」に
時を超えて立ち向かう。

『十三機兵防衛圏』公式HP

動画とあらすじはSwitch版から引用しました。

それにしても、あらすじ短っ！

でも、これ以上を説明しようとするとネタバレになっちゃうから、文章ではこれくらいしか伝えられないのも分かります。

ゲームのシステム

日常の違和感から真実に迫るべく探索するアドベンチャーパートの”追想編”と怪獣から世界を守るべくリアルタイムストラテジーゲームで戦う”崩壊編”の大きく2つのゲームで構成されています。

私はどちらも好きなので、アドベンチャーパートだけでなくバトルパートまでやらせてもらえてホクホクでした。

【ネタバレなし】ゲーム全体の感想

基本的には各主人公を操作しながら探索を進めることになります。

13人もいて区別つくかな？と思っていましたが、どの主人公も魅力的で個性があるので心配いりませんでした。

むしろみんな好きになりました！一部除いて。

各主人公のストーリーに他の主人公が複雑に絡みあってくるので、『街』とか『428』みたいな感じかな？

と思いましたが、行動の選択が他の主人公に影響を与えるわけではなく一本道なので、各主人公ごとにストーリーとしては独立していました。

ただ、他の主人公がバンバン登場して絡んでくる故に、複雑で途中よく理解できていないところが沢山。

なんであの人がこう言ってたの？どうしてあれがここにあったの？

「いずれ分かるだろ」と思いながら進めたら、最後までストーリーの細かな繋りを全然わからずに、大枠の部分だけの理解でクリアしていました。難解。

そんな状態でしたが、全てクリアした上での感想として面白かったのは間違いないです！

ただ、クリア後に確認したところ話の中身は3割くらいしか理解できていなかったのが現実でした。絶望。

私の読解力が完璧でないこと、友人と一緒にプレイを始めたので予定が合わず途中ブランクの期間があって記憶が薄れた部分があること等の要因はありますが。

プレイ後のネット上の解説を見て、ようやく全容を理解しましたが、こんな複雑な話を初見でみんな理解してるの？と率直に思いました。

ネタバレにならない程度についていけなかった理由を挙げると

• 主人公が13人以外の重要キャラもたくさんいるので、単純に情報量が多い。
• それぞれの登場人物が複雑な背景と思惑を持っている。
• 場面によって登場人物の考え方や立場が変わっていることもある。
• 各主人公目線でストーリーを断片的に体験するので、伏線を把握しきれない。

解説を確認した今なら、積み上がった疑問もクリアになって、ストーリーの緻密さに感服するばかりです。

どうやってこのシナリオ考えてるんだ！変態すぎるだろ！

メモを取りながら、本気で考察しながらプレイするのが、このゲームとの正しい向き合い方ですね。

私は覚悟が足りませんでした。

もう一度記憶を消して、覚悟を持った状態でプレイしたい！と思わせるだけの魅力があるゲームでした！

あとこれシュタゲみたいにうまいことアニメ化して欲しい。絶対見ます！

【ネタバレあり】細かなシーンとか感想あれこれ

• 鞍部十郎
  独り言をブツブツ言って周りから心配される怪獣オタク。記憶操作されまくる。絶対冬坂と結ばれると思ったら恵エンドだった。隣のクラスの美人と居候が始まるとかギャルゲーですか？
• 冬坂五百里
  食パン咥えながら走って学校に行くというベタすぎて稀有な存在。無敵の女子高生は今時ロボットにだって乗っちゃうんだから！機兵起動シーン最高。
• 網口愁
  バトル中にこの様子だと明日は学校休みだと言って遊園地にユキちゃんを誘う。たぶん遊園地も閉園だよ。最後に東雲にモーションかけるプレイボーイ。ユキちゃん、こんな奴でいいんですか？
• 薬師寺恵
  魔法少女。というか完全に暁美ほむら。焼きそばパンの君。料理全部美味しそう。一人は慣れてるという悲しいバトルスキルを持つ。戦いにみんなを巻き込んだ負い目を感じていた。十郎と幸せになって欲しい。
• 比治山隆俊
  焼きそばパン。
• 鷹宮由貴
  男子校に乗り込んで12人病院送りにするスケバン。走り方がなんか変。なっちゃんのためならどこにでも駆けつける。なっちゃんの結婚の挨拶にもついていこうとする。でも母親か。
• 関ヶ原瑛
  何も思い出せないけど呼べば来るバイクを乗りこなすイケメン。オリジナルは10人しか人類が残ってなくても仕事を遂行する血も涙もない殺し屋。今のお前が未来を選択しろ。
• 南奈津乃
  常に生足を見せつけてくださる陸上部員。連日サボってもお咎めがないのは人徳か。現実にいたらクラスメイトを勘違いさせる女子ランキング1位。
• 三浦慶太郎
  ハンバァグ。
• 如月兎美
  歌い手。チンクシャ。1985年の時代に上部のフレーム無し赤メガネは周りから浮いてイジメられそうで心配。エンディングで5年後に巨乳になった可能性が示唆される。
• 緒方稔二
  タバコは吸わないリーゼント。タイムリープ激ムズで詰みかけた。惚れた女を守るのに限界なんざ関係ねえんだよ！でもグループ通話で告白するのはやめろ。
• 東雲諒子
  すぐ記憶なくすし、勝手に思い込んだりしてストーリーをかき回しまくる。全部私のせい？そうだよ。でも井田鉄也が悪いよ。郷登先輩と付き合っていたことも、当然だが覚えていない。
• 郷登蓮也
  機兵を11機リモート操作する超人。バトルでテレポートまでできるとは。東雲先輩の元カレ。東雲くんと呼んでいたが、最後に諒子と呼んでいてヨリが戻っていそうな気配。でも瑛くんが黙ってなさそう。
• 柴久太
  十郎にしか見えてないと知った時の衝撃はヤバかった。またおかしな夢でも見たか？お前が言うな。ゲームオーバーでも交代はナシだ。
• 沢渡美和子
  恋バナに食いつくぽっちゃり娘。帰り道の買い食いで詰みかけた。
• 沖野司
  女装癖があり、比治山をもてあそぶ小悪魔。未来の比治山とのイチャイチャ動画が流出する。沖野を操作できるキャラだと思って選択画面で何度も探した。
• 鞍部玉緒
  なけなしの配給でおはぎを作ってくれる女神。千尋を郷登に攫われるのはかわいそうすぎた。出番が少ないので思い入れも少ない。
• 森村千尋
  保健室の先生だし、ボンテージ着るし、冬坂だし千尋だしで話を難しくしてる大きな要因。でも私が愛してるのは覚えてる。この終わり方は最高。
• 千尋
  この格好はあなたの趣味なの？郷登を気に入っちゃうツンデレ。バトル中に市民120万人を退避させてくれるが、バトルが有利になるわけでもない。
• 井田鉄也
  お前が東雲を。兎美一筋な行動原理は理解しつつも、終始、人を利用しようとする姿勢は好きにはなれない。最後に歌をリクエストするのは網口と同じDNA。
• 因幡美雪
  テレビ越しに会話できるアイドル。話し方が如月と違ってゆっくり。最終バトルでの歌はいい演出。いつだって頼りになるのは井田くん。
• BJ
  女子陸上部の部室の洗濯物の陰に隠れる変態ロボット。知ラナイダロウガ君ハ嘘ガ下手ダ。
• しっぽ
  キュゥベえ。
• 和泉十郎
  柴Q太だったり426だったり猫だったり相葉絵理花だったり何でもあり。ずっと世界を救うために動いてる裏の主人公。君を必ず助けると約束した。

みんな育成ポッドにいたなら髪の毛もヒゲも爪も伸びっぱなしでひどいことになっているのでは？と思いましたが、美しくないのでゲーム通りでいいです。